個人起業家、個人事業主にSNSは必要?不必要?10年やってわかった真実①

こんにちは。
わたくし、実は個人起業家(まあフリーランサーというやつなんですが)として10年目でして。

くわしくはこちらにもあります。

なんと全くのコネも実業界に知り合いもおらず、
肝心のプライベートの友達すらほとんどいなく(笑)

それまでずっと美容ほぼひとずじ〜ちょっと脱線1年弱、、という、まあ「おおむねひとすじと言える(だろう)」というキャリアを辿っていたにも関わらず既存のお客さまを引き継ぐこともなかなか難しくて(たとえ個人指名で来ていたお客さんでもたいていはお店内で引き継ぐ、というのが暗黙の了解です)。

 

わたし自身も「引き際は潔く」のタイプなので、そもそもお世話になったお店に迷惑をかけることは避けたかったこともあり、既存のお客さまの再訪はほぼゼロに近いイメージでした。

で。

なんと開業届を出したのはあの、東北大震災の起こった3月11日の4日後である3月15日です。

別にそれまでに名高い売れっ子になったわけでもないわたしの誇れるものと言えば…

 

職人カタギに修練してきた経験に基づいて、決してスポットライトが当たるわけではない「日常」を、「ふつーのひと」を「輝くひと」へ、心のそこから自分に自信を持って進めるきっかけをヘアやメイクという手段をきっかけに手にしてほしい

という願いを馬鹿正直に、バカまじめに、なんとしても欲しいと思っているひとに提供したい!

といった「想い」と「まじめさ」くらいでした。

 

そんなわたしが、これまでの仕事のしかたではどうしても表現しきれないなあ。。。と感じたからこそ。

そしてわたし自身が「美容」という職について10年めくらいの節目で、この業界の働き方や収入の得かたに対して疑問や不条理(?)というか、闇があるなあ、と感じてその気持ちをぬぐいきれなくて。

 

なんだか新しい働き方みたいのはないのかな…と思っていたところで、

「悩んだりナナメに捉えてるばっかりじゃなくて自分で納得いくとこまでやろうぜ!」

そんなふうに思ってはじめたのが個人起業でした。

 

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⬛️フリーランス歴は過去にもあった

とはいえ「フリーランス」というスタイルは実は過去にもやっていたことがあって。

「ヘアメイクアップアーティスト」っていう職業というか、業種がありまして、それって基本的にはみなさま個人事業主で営んでおられる方が人工的にはとっても多いのです。

中には売れっこ、巨匠となられて一人では手に負えないとなって横のつながりでメンバーを募って「事務所」を開設し法人登記されるパターンも次に多いですね。

 

わたし自身はその業界のオシゴトにありついてから離れるまで、が「第一フリーランス時代」でした。

いわゆる業界でのお仕事は基本的にヨコのつながりで成り立っている(というかそれ以外のルートって当時はほぼ聞かなかった)ので、まさに”個人事業主”のユニオンみたいなかんじで同じ業界の中でぐるぐるとお仕事がまわり、めぐっていくというかんじで。

 

だから「ひとり」とか「個人事業主」になる、っていうことには抵抗はあまりなかったのが”個人起業”に踏み切った理由のひとつでもありました。

 

当然そのころは「発信」はしていません。SNSもミクシイとかがすきなひとたちで盛り上がってる?というかんじを横目で見ていたくらい。

ツイッターもインスタもまだなかったような気がします。

わたしのウェブに対するアベレージっていったら「2ちゃん」のドス黒さを時々垣間見ては「ネットって恐ろしい空間だ・・・」と思っていた程度でした。

 

⬛️金なし、コネなし、既存客0から予約がとれなくなるまで

まさにお客さんのアテも0で、当時やろうとしていたことって、これまでやってきたことをちょっと否定するようなところから入ったんですね。

たとえば普通、「美容」っていったら「きれいにしてくれるサービス」とか「髪切ってくれる」「メイクしてくれる」とか、なんとなく「やってくれるのを座って待っている」みたいなものですよね。

たしかに技術を用いてそれをお届けするのは業務の一部分ではあるし、それを全てしなくなるっていうことはいわば”転職”と同じなんで、そもそも”美容”でくくれなくなっちゃう。

 

わたしの場合、そんな業務の一部分はもちろん組みこむんだけど、でも

実際に毎日髪や顔や自分の見た目や生き方やありかたに関わるのは当然「じぶん」しかいない

という、そもそもの大前提に重きを置いて

 

ちゃんと自分で再現できる

ちゃんと自分で手に負える

そもそも「手に負う」とかしなくていい状態を提案し提供する

こんなことをベースに、キャリアの大部分を占める「美容」をひとつのアプローチ手段として、

とにかく自分という存在にゆるぎない価値基準と生きる道しるべを持つ、を叶えてもらう

をテーマにやってきました。

 

で、なんの土台もない一般市場に個人起業とか言って飛び込むのはいいけども。

これをどうやったら人に伝えられるの?????ってなったときに、もうなんかコトバが多くなりすぎてどうにもどうにも「シンプルにヒトコトで」なんて表せなかったんですよね…

 

自分という存在にゆるぎない価値基準と生きる道しるべを持つ、を叶える

とう”テーマ”だって、今だからスラスラっと出てくるわけで、はじめてまもないような頃は(数年経過してもやっぱり)「スッキリ」とは表現できなかったわけです。

それでやっとわたしは「ウェブ」という世界に、傍観者ではなく発信者として”お店”を構えることにしたんです。

 

それがブログ、でした。
(Facebookが一番盛り上がって勢いがあった頃でもあったので、Facebookも同時にはじめました。)

 

そこにどんどんどんどん、「想い」や「実績」「やってきたこと」「実践したら〇〇が解決すること」などとにかく自分にあるリソースや日々の大事にしていること、ブログを通じて、仕事を通じて出会った素敵なひとたちのことを、つらつらつら書いていきました。

 

そうしたらいつのまにか、当初はお客さんと出会うために!とスケジュールをうめまくっていた「予定」が、気がついたら「予約」でうまるようになっていったのです。

 

半年もしないうちに基本的には新規のお客さまを制限するような形にまでなっていきました。

 

⬛️ブログをやめてホームページに移行

そんな状況に「いつのまにかなっていった」わけですが、実はそれと同時に悩みもあったんです。

それは訪問者やコメントが増えて、そこから受ける感情の動きが激しくて疲れた、という悩み。

あとは「アクセス数」とか「稼いだ金額」みたいな明確な数字についてドドン!と提示してるようなパワーブロガー?という存在が乱立していたころだったので、そこについて自分を比較してものすごいネガティブマインドに陥ってエネルギーをすごい消耗していた、という悩みも。

これ、ちょっとした悩みのように文字だけからするととらえられがちかもしれませんが、やったことがあるひとは「あるある」であり、しかもかなり精神的にまいってしまう、結構破壊力の強い作用です。

 

せっかく実業でお客さまとの関係性がどんどん強くなって、サービスもどんどんブラッシュアップしていってアブラがのっていっているはずなのに

なぜかそこに自信も持てず、持てないどころかどんどん失っていくようなスパイラルに心が落ちていく。

管理画面にログインするとチカチカと広告が目を刺し、他のブロガーさんの輝かしい活躍やアクセス数やニュースに遭遇する。

 

もうストレスでストレスで

それをなくし、でも「伝える」を諦めないでいられる手段はなんだろう?と考えた末、ブログをやめ、ホームページをつくることにたどりつきました。

 

当時はコンサルありきで満足いくデザインを追求できるようなものをお願いすると30万円くらいが相場だったので、自作で。

それがこちら。

 

つくるのは決して「カンタン」でも「すぐに」でもなかったけど、1ヶ月くらいでこれかな!と思う形にできて、以来ほとんど触っていないサイトです。そのころやっと複数回の継続レッスンをたちあげたのかな。

 

これがすごかった。

毎月必ず一定数の講座の成約があり。

 

ブログにはリンクを飛ばしてましたが、アクセスを見るとそこまで読まれていない様子で、でもとにかくサイト内のアクションはしっかりあって成約率はブログは比にできないくらい計測可能な状態になりました。

 

ちょっと長くなりましたので②につづく。

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