「経皮毒」美容の仕事15年以上のプロが見てきたリアル

経皮毒。

このワード。
もうメジャーになって久しいですが、すでに落ち着いちゃってる感もあるコトバですね。

 

経皮毒とは(wiki参照)

 

「毒」って…
なんかもうワードそのもので「コワイ…」ってなっちゃうような。

 

この「経皮毒」。

 

理論的に、学問的に

正しい
正しくない

とかそういう話のその前に。

 

この言葉や情報を通して自分に取り入れられた”恐怖心”や”拒絶心”、

 

そして情報を知ったことによって

「そういう結果になるはずだ!」という強い信じ込みによって引き起こされる作用の方がよっぽど大きい

ということを実感した、

 

これは「体験記」です。

 

〈アトピー疑惑と言われるまでの広範囲の湿疹に悩まされ…〉

わたしの息子(2018年現在で3歳)は、ある日背中に一部湿疹ができたな…、と思ったらあっという間に上半身から顔一体に広がり

生後5ヶ月〜1歳になるまでの約5ヶ月にわたり湿疹が完治しないという経験をしました。

 

最初はカビが起因しているかも、と真菌の薬を処方されたのですが…塗った箇所からさらに拡がる…というおそろしい事態に。

 

その後何件かの病院に並行してかかりましたが

どこでも言われることは

「アトピーかもしれないからとりあえずステロイド出しましょう」

 

乳幼児特有の食物アレルギーのアドバイスをしてくれるお医者さまもいらしたのですが

中にはじっくり見ることもせず、聞き取りもせずにさっさとステロイド処方されたお医者さまも。

 

 

こちらからすると

かもしれない、で気楽に塗っていい薬でしたっけ?て…

という気分満載。

 

実際乳児や幼児って体の組織や免疫などを体の中で「育てている」段階。

 

日頃から息子くんの生命力の強さ、回復力のすごさを目の当たりにしてきていたので

まずは1歳の内臓器官のひとまずの成長が終わる頃までは、薬以外の方法で緩和をさせてあげたい。

そう思いました。

 

 

そこで

乳児期や幼児期特有の湿疹について、や
アレルギーの原因やあらゆる療法についてを片っ端から調べました。

 

調べこんでいけばいくほど、キーはどうやら「食べもの」と「母親の心理状態」のようでした。

そこでまず食事制限をすることからはじめました。

 

かなり広範囲の湿疹だったことと、
痒がって出血なども目立ってきていたことから「気楽に」とはいかず

 

✔小麦、砂糖、卵 禁止
✔動物性蛋白は肉はもちろん、
魚もアレルゲン数値を確認してごく一部に厳選
✔野菜や果物などにもアレルゲンはあるので同じように確認して厳選

 

というかなりストイックな食事制限ではじめたのでした。

 

〈「正しい」ことをした結果。〉

そんな食事制限生活での変化はこうでした。

 

✔「食べる」ことが”たのしみ”ではなくなってしまったことで極度のストレスに
✔体力もガタ落ち。かなりの頻度で風邪をひき、そのたびに高熱。
✔情緒不安定ぎみになり夫婦仲にもかなり悪影響を及ぼした

 

いい効果よりも「圧迫感」と食べることに対する「罪悪感」や「制限」へのストレスの苦しみの方が大きかった…。

 

かんじんの湿疹の状態はというと…

 

✔快方へと向かっている状態にと明らかに変化は見られたものの、一進一退状態

 

でした。

 

正しいことをしたはずなのに、すっきりしない。

経過を見ながらわたしは、徐々に厳格な食事制限に対しても疑問を持つようになりました。

 

 

〈「悪いこと」をしたはずなのに起こったこと〉

そのうちに食べさせるもの、食べるもの、に「食べてはいけない」という制限ではなく

 

「たのしい」「うれしい」気持ちを優先する

 

という新しいルールを設けて、

化学調味料も市販のお菓子もアレルゲン数値も「まあまあ気にする」程度にして自分にも息子にも許すことにしました。

 

湿疹のことだって、ちゃんと観察しているんだから異変にはすぐに対応できる。
なら、それ以外は神経質に一喜一憂しなくたっていいじゃん!

 

と思えるようになりました。

 

食事制限をはじめたころには絶対にやってはいけない「悪いこと」も、状況によってはたびたびやっていました。

 

ところが。

そうした翌日の方が決まって状態がよくなっていたのです。

 

それは決まって半分ヤケクソになって思いっきりアレルギーの子にタブーなものを食べた日の後でした。
排泄するまではその影響を受けるはずなのに。

 

1歳を過ぎようとする頃からは湿疹はうそのように範囲を狭めていき、縮んで消えていくように何もなくなりました。

 

1歳2〜3ヶ月からは完全に制限を外してなんでも食べさせていますが…

何も出ません。

 

〈ほんとうの毒の正体〉

今では食べたがるものはよっぽど大人でも当たるような生物でない限り食べさせてます。

 

湿疹に悩んでいたころは食べることに関してだけですが、「やりたいこと」をやらせてあげる、ができなくてとても苦しかった。

 

制限を厳しくしていた頃は「ダメだ!」って言うわたしも制限される方の子供も

すごいストレス。

 

「制限すべき食品」という情報は、知らずに「食べる」こと自体にネガティブで重いエネルギーを持たせました。

 

結局は人も中身はエネルギーです。

感化されれば影響を受けます。

彼の湿疹がずっとひかなかったのは

こういうことがとても大きく影響していたのです。

 

本当の「毒」は自分の中で生産して生み出されたものでした。

 

わたしははっとしました。

 

以前主宰していたメイクレッスンでは

「化粧品で肌が荒れて…」とか
「わたし敏感肌なんです…」って相談されること多かったんですが

ほぼ100パーセント全然違うところに原因がありました。

熱心に成分の〇〇が合わなくて…って説明してくれるんですが、「原因はこれですよ」ってやってもらったらあっさり改善。

化粧品は変えなくても。です。

 

ああ、あれも同じだったんだ、と。

 

 

〈情報とかしこく付き合う♡〉

あなたがもし、「経皮毒」とか化粧品の成分が気になって心配で何を使っていいかわからないなら。

 

一番にあなたを救ってくれるのは

完全な自然派になることでも、
完璧な商品を探し当てることでもなく

まず

 

自分の内側にある「毒」を生み出す思い込みをニュートラルに戻すこと

 

だと思います。

 

世界はそんな恐ろしいものじゃなく、やさしいところ。

心軽やかに「たのしむ」ことを自分に優先してあげる。

 

気持ちのあり場所をそうやってシフトさせてあげるだけで、世界は全く違うものに見えてくるんです。

そうしたら入る情報も、受け取る感情も変わって
それが変わると次元も変わって受け取る現実も変わってくる。

「経皮毒」。
美容にずっと関わるわたしのリアル、でした。

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